M JECとは? 今後の活動予定 これまでの活動・議事録 E-MAIL
ホーム
はじめまして!
カリキュラム
私の学校、僕の学校
私の将来、未来
世界の学校文化
ライブラリ
イエローページ
お知らせ
Q&A
 各地域の学校の様子や、それぞれに特徴的な行事・習慣などを、在仙の外国人・留学生の方々はじめ、その地域に滞在経験のある方々のお話をもとに紹介していきます。
日本の学校

ここでは、外国人から見ると「日本の学校」がどのように見えるかに焦点を絞ってまとめてみることにしたい。

1)日本の小学校は宿題が少なく、遊んでばかりいるイメージがある。日本の学校では数学・理科などは近年学習内容が軽減化される傾向にある。発展途上国から来た生徒には、自国よりも内容が簡単であると感じられる。

2)先生が親切である。また友達のように感じられる。このことは教師に権威がない、厳しく叱らないことへの不満にもつながる。

3)生徒間に序列がなく平等である。中国やベトナムイランなどでは、優等生を選らんでクラスを引っ張っていく方式のクラス運営をとることが多い。かつて母国で優等生であった生徒が日本に来ると、大きなギャップを感じる。

4)生徒が画一的・均一的に見える。行動が集団のプレッシャーにより規制される。小学校の高学年、中学校になると、周りの人が自分をどう思っているかということを必要以上に気にする。授業でも遠慮しあって、積極的に発言しようとしない。各人が違うことがあたりまえの多民族社会からやってきた外国人生徒には、このことは非常に奇異に思われる。

5)日本では学校からの通知連絡に何ら疑問を持たない。ある国では学校が余計な教材費を要求して父兄をだます場合すらある。何の疑問を持たずに学校からの要求を鵜呑みにしてしまうのはおかしく感じられる。(市)

中国の学校
中国では、都市の学校か農村の学校かで随分違うが、ここでは共通して見られる現象についてまとめてみることにしたい。
1)中国の学校は、学習と知識を重視している。宿題が多く、学校行事は日本より少ない。進学競争が厳しいので、総じて暗記や詰め込み的な内容が多い。

2)都市部の教育熱心な親は、伝統的な歌や踊りのほかに、英語、サックス、絵画などを積極的にならわせようとする。親は登校下校時に子供を学校まで送り迎えする。

3)生徒間に序列がある。「級長」「宣伝部長」などクラスに階層が設けられている。また「三好学生」のように成績もよく運動もできる学生を取り立てて顕彰する。

4)教師は権威的で、子供に厳しく接する。

5)日本ほど学校と家庭の連絡は密ではなく、授業参観や家庭訪問などのような保護者が参加する機会は少ない。

6)高学年になっても、積極的に授業に取り組む姿勢が見られる。日本ほど生徒個人の行動が周囲からの制約を感じる受けることはない。異質なものを取り出して排除しようとする「いじめ」は日本ほど目立たない。

7)そのほか日本のようにプールのある学校が少ないこと、冷たい弁当を食べる習慣がないことなどに注意しなければならない(市)
韓国の学校
準備中。
ブラジルの学校

 以下は、文部省の教員研修生として宮教大に在籍('98〜'99年)した留学生(ブラジルでは、五年生の理科の先生)の話をまとめたものである。

1)政策、就学事情について
ブラジルの学校はさまざま。日本の学校のように、どこでも同じ教科書で同じカリキュラムというわけではない。近年、政策によって、学校運営やカリキュラム、教材の多様化が奨励され、特色のある学校づくりがすすめられている。
日本のような不登校の問題はあまり目立たない。一方で、経済的な理由による不就学、中退はかなりの数にのぼっている。(96年の調査では、14.1%が「就学しなかった、あるいは小学校1年生で中退」、51.6%が「義務教育(8年)を修了していない」。)

2)学校、授業について
授業はたいてい朝7:30から正午ごろまで。子どもは、学校で昼食をとってから帰宅する。給食は学校によってあるところとないところとある。ある場合も、日本とは違ってスープだけとかミルクとサンドイッチといった簡単なもの。だいたいは教室の外で、仲のよい子ども同士で食べる。日本のように、教育の一環という考えはあまりなく、食べずに遊んでいても叱られたり、問題になることはない。
日本の学校の教科書は、イラストや図などが多く、おもしろそう。子どもにとってもいいと思う。ただ、ブラジルでは、家庭科のような授業はない。料理や裁縫、工作といった生活に関する技術は各家庭で教える。その点、日本では何でも学校で教えるという感じがする。
教師は、子どもに対して優しい。友だちのような関係になることもある。教師の子どもへの体罰は厳しく禁じられている。子どもはそれを知っているので、中にはうまく立ち回る子どももいる。
成績は、テストの点数だけではなく、平常点も加味される。宿題はほとんど毎日出されるが、してこない子は、平常点から減点されることになる。子どもにはそのことを理解させるようにする。(宿題をしてこないからといって立たせたり、特別のワークをさせたりするということはしない。)また、成績によってクラスを分けたり、成績のリストをはりだして競争させたりすることはない。むしろ、成績による優劣は目立たないように、明らかにならないように配慮する。

3)親の学校運営への参加
PTAのような組織があり、二ヶ月ごとの会合を開いている。成績のことや学校の問題などについて親と教師が話し合う。だいたいの親は学校運営に積極的に参加するが、都市部で共稼ぎが多い地域などでは、親の協力が得られにくいことが問題になる場合もある。

4)学校行事
遠足や修学旅行のようなものはない。もし、行く場合でも、学校で子どもたちや親がバザーを開いて資金集めをして行く。授業参観や家庭訪問はない。よほどのことがない限り、学校側から各家庭に出向いていくことはない。何か問題があった時には、子どもの親が学校に呼ばれることがほとんどである。(内)